土星、海王星、冥王星の順に太陽とのからみ
で解釈してみます。まずは土星。この土星は
４ハウスにあって獅子座の17度に位置します。
(大日本帝国憲法発布日時で出した始原図で読
む近代日本の解釈を続けています。戦前・戦
後で始原図を変えません。明治以降、日本は
ずっとひと続き)
国民を率いて行くという意味でふさわしい10
ハウスにある太陽とオポジションになる土星
です。てっぺんと真下、と言いますか。国家
の顔として振る舞おうとする太陽に真っ向か
ら現実の厳しさをぶつけてくる。(7/20)
４ハウスの土星があるのは獅子座17度のポイ
ントです。ここは、子供っぽいやみくもの自
己アピールはもう出来なくなって妙に大人し
くなってしまった獅子座が、また徐々に情熱
というか本来のスピリットを取り戻していく
場所。
わたしはこの配置に、西洋人の前に出たとき
の日本人のアピール下手を連想します。
(スピーチなんて勘弁してよ)
と思いつつ、やっぱりもっと分かって欲しい
(自分の価値も、通じる人には通じるはずだ)
と胸の内では思わずにいられないあの悩まし
い心理です。(7/21)
４ハウスの土星は、マンデン読みでは困難の
在処と取るのかな？ ４ハウスの司る土地や
農業に関することは政府にとっていつも足元
の難問、悩みの種になる……とか。
戦前なら、それは小作争議や飢饉、南北アメ
リカ大陸への移民あるいは満州開拓民の存在。
戦後ならこれが米軍基地の問題、あるいは米
を存分に作らせてもらえないことや食料自給
の危うさなど。(7/22)
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