日露戦争とは何か? 大陸封じ込めの地政学に従って、当然のように日本がロシアにぶつけられた……ということだろう。その十年前には中国にぶつけられたように。
それが木っ端舟のニッポン丸が西洋近代の大海に投げ出され、必死の航海を始めた(そうせざるを得なくなった)ということです。
だから、日清戦争よりもっと大がかりになったこの日露戦争の戦費調達を、近代日本(戦前)のシンボリックな行動と取ることには相当な根拠があると、わたしは考えます。(9/18)
是清は若い頃アメリカでうっかり奴隷契約にサインしてしまったが後にこれを破棄させた経験があり、英語に堪能なだけでなく、明治大正の政府要人の中では例外的と言えるほど西洋人に好かれる率直さの持ち主だった。
だから木星=是清でいいじゃないかと、一瞬思ったのですが、かりにそういう当て嵌めが戦前については可能だとしても、戦後には国際金融に関して是清に相当する人物がいない。
いや、それどころか戦前戦後を通して(近代のニッポンでは一貫して、ということです)日本には他国の財産であるカネ(第8ハウス)が注ぎ込まれてきた……と考えるべきではないのでしょうか。(9/19)
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