始原図12ハウスの金星(牡羊座9度)を、強引に折口信夫と見立てて、その考えには近代ニッポンを単に学問的にではなく、むしろ魂の次元で象徴するものがあった、という解釈を続けています。
これが木星なら、それをすぐに「思想」という翻訳語にあててしまうところですが、折口さんの考えにはそれが出来ない(やっても上手く行かない)と感じさせるものがあります。
それはもっと体質的なもので、論理の型にはめにくい。
あえて言うなら思考の内にカラダの含まれている度合いが高いとでも言うか……それでいて普遍性がないとは言えない。
そういう意味で金星と響き合います。(11/11 記事)
近代ニッポンの宿命を見ようとするとき、折口信夫の言ったことで取り分け問題になるのは、彼が
「神破れたまふ」
と考えたことではないでしょうか?
対米(主として)戦争の敗北は、国民を率いた日本の政治がダメだったのではなく、結局のところは
(日本の神が西洋の神に破れたのだ)
と折口さんは考えたのです。(11/12 記事)
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