その水星は魚座の1度という極めてシンボリックな場所にあってハウスは11。
魚座1度のサビアンは市場、マーケットで、あらゆるものが並んでいるカオス(カオスの中の秩序)を示しています。
魚座は詩人のサインと言われますが、アンドレ・ブルトン(1896ー1966)が魚座生まれを大変誇りに思っていたのはよく知られています。
シュールレアリズムの傑作『ナジャ』は人間同士の間にある垣根を少なくとも一時的には取っ払ってみせたような作品で、たしかに海王星の面目躍如です。
またシュールレアリストたちに大きな影響を与えたロートレアモン(1846ー1870)も海王星の発見された年の生まれで、彼の有名な詩句
「手術台の上でミシンと蝙蝠傘が出会う」
は、マーケットで見た実景だったと言われます。(10/3)
木星&月のオポジション(わたしの解釈では、日本経済が外資=世界支配のパワーによって繰り返し焼け野原にされること)を調停する水星が市場、マーケットのシンボルであること。
マーケットといっても、現在の日本の都市部でお馴染みの小綺麗なマーケットではなく、雑然として活気はあるが乱暴で危険でさえある市場を思い浮かべて下さい。
1945年敗戦後の、いわゆる闇市もそうしたマーケットだったでしょう。売れるものは何でも売る。それはサバイバルのマーケットで、需要と供給の無慈悲な原則がある一方で、これだけは売らないと決めて飢え死ぬのもその人の勝手。(10/4)
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